スーダンで住民ら少なくとも87人殺害か ICCが調査開始「緊急に行動しなければならない」
軍と準軍事組織=RSFの間で戦闘が続いているスーダン情勢をめぐり、国連の人権高等弁務官事務所は、13日、RSF側によって少なくとも87人が殺害され、集団墓地に埋められたと発表しました。
スーダンでは、国軍と準軍事組織RSFとの間の戦闘がおよそ3か月にわたって続いていて、300万人以上が避難生活を余儀なくされています。
国連の人権高等弁務官事務所は、13日、スーダンの西ダルフール州で、先月、RSF側が少なくとも87人の住民らを殺害し、集団墓地に埋めたと発表しました。
人権高等弁務官事務所は「民間人や非戦闘員の殺害を最も強い言葉で非難する」との声明を出しましたがRSF側は、関与を否定しています。
こうした中ICC=国際刑事裁判所のカーン主任検察官は、「緊急に行動しなければならない」と述べ、スーダンでの民間人殺害などについて調査を開始したことを明らかにしました。