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ウクライナ側「27日までに積み出し準備整う見通し」穀物輸出再開

2022年7月26日 12:50

ロシアとウクライナが合意した穀物の輸出再開をめぐり、ウクライナ側は27日までに積み出し作業の準備が整うとの見通しを示しました。

ウクライナ政府の高官は25日、南部のチョルノモルシクの港から穀物を積み出すための準備が27日までには整うとの見通しを示しました。しかし、ロシア側は国連の仲介の下で輸出再開に合意した翌日にも、輸出拠点の一つであるオデーサ港へのミサイル攻撃を行っていて、滞留していた穀物の輸送が実現するかは不透明な情勢です。

一方、ドイツのエネルギー当局は25日、ロシアからヨーロッパに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」の供給量が27日以降、半減すると明らかにしました。ロシア側はタービンの修理を理由にあげていますが、ドイツ経済相は「タービンは十分にそろっていて、口実にすぎない」と反論しています。

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ノルドストリームは今月11日から保守点検のため供給が停止していて、21日に最大容量の4割ほどで供給が再開されたばかりでした。ロシアは、供給量をさらに半減させることで、ヨーロッパ各国による厳しい制裁に対し、揺さぶりをかける狙いがあるとみられます。