ロシア・ラブロフ外相「出荷の障害にはならない」 “輸送再開”合意翌日の港攻撃に
ロシアのラブロフ外相は、穀物の海上輸送再開に向け国連などの仲介でウクライナと合意した翌日に、積み出し港のひとつをロシア軍が攻撃したことについて「出荷の障害にはならない」と主張しました。
ラブロフ外相「オデーサ港の穀物ターミナルは(攻撃を受けた)軍事施設からかなり離れた場所に位置している」
ラブロフ外相は25日、ロシア軍が攻撃したのはウクライナ軍の軍事施設だと説明した上で、穀物の積み出し場所とは離れているため輸出再開に向け支障はないと主張しました。
22日、ロシアとウクライナは国連の仲介のもと、穀物の輸出再開に向け正式合意したものの、その翌日、積み出し港のひとつに指定されているオデーサ港がロシア軍によるミサイル攻撃を受けていました。
ウクライナは27日までに南部のチョルノモルシクで穀物の積み出し作業に向けた準備が整うとの見通しを示しています。
しかしロシア側が確実に合意を履行し滞留していた穀物の輸送が実現するか不透明な情勢です。