【中継】北朝鮮“偵察衛星”打ち上げ成功を主張 韓国政府の分析は?
北朝鮮が成功したとする打ち上げについて、韓国政府はどのように分析しているのでしょうか? ソウルから中継です。
◇
韓国政府は打ち上げについて、今のところ、はっきりとした評価を示していません。
打ち上げを受けて、韓国国防省高官は「北朝鮮の発表を額面通り受け入れることはできない」としながらも、打ち上げの評価については、「アメリカや日本と緊密に連携し、分析して判断する」と述べるにとどまっています。
一方、韓国政府は打ち上げへの対抗措置として、北朝鮮と軍事的な緊張を緩和する目的で結んでいた軍事合意の一部について、22日午後3時に効力を停止しました。今後、停止されていた軍事境界線付近での偵察・監視活動を再開する方針です。
――北朝鮮はなぜ今回、事前通報の期間前に打ち上げを強行したのでしょうか?
これについては、今月30日に打ち上げが計画されている韓国の軍事偵察衛星との関連が指摘されています。
韓国メディアは軍当局者の情報として、北朝鮮の高官が「韓国の軍事偵察衛星より先に打ち上げるように」などとする指示を出していたと伝えています。こうした背景から、打ち上げを最大限、早めたとの見方が報じられています。