全市民750万人にPCR検査3回“強制”へ 香港
感染が急拡大し医療がひっ迫している香港で、およそ750万人の全市民を対象とした新型コロナウイルスの強制PCR検査が実施されることになりました。1人につき3回の検査を行うということです。
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これまでに6万人以上が感染している香港。(感染者 6万6574人 死者 350人 香港・衛生当局より 22日)
新規感染者数が6000人を超え、感染が急拡大し医療がひっ迫しています。(21日の新規感染者数 6211人 香港・衛生当局より)
香港の林鄭月娥行政長官は22日、およそ750万人の全市民を対象とした、新型コロナウイルスの強制PCR検査の実施を発表しました。3月から開始し、毎日100万回以上の検査を予定していて、1人につき3回の検査を行うといいます。
この発表に街の人は――
香港市民
「検査は支持しますが、結果が陽性であればすぐに対応してくれるんでしょうか。結果が分かっていても隔離ができないのであれば、泣き面に蜂ですね」
香港市民
「時間の無駄だと思います。もっと医療従事者を増やしたり、医療設備を補充したりすることを工夫した方が意味があるかと思います」
検査会場の確保のため、すべての幼稚園や学校を休校し、校舎を使用します。そのため、本来7月8月に設定されている夏休みを、およそ4か月前倒しするということですが、新学期は予定通り9月の開始を想定しているということです。