エリザベス女王の棺、バッキンガム宮殿に 一般市民が対面し別れの機会も…整理券求める列
イギリスのエリザベス女王の棺(ひつぎ)が、ロンドンのバッキンガム宮殿に到着しました。14日以降、一般市民が棺に対面し、別れを告げる機会も設けられます。
エリザベス女王の棺は13日、安置されていた北部・エディンバラの大聖堂をあとにしました。イギリス空軍の輸送機でロンドンに到着すると、沿道には棺を一目見ようと大勢の市民が集まり、見物の車で渋滞も発生しました。
棺は日本時間14日午前4時ごろ、女王の生前の住まいで多くの公務をこなしてきたバッキンガム宮殿に到着しました。棺は宮殿で一夜を過ごしたあと、ロンドン中心部のホールに移されます。
14日以降、一般市民が対面し、女王に別れを告げる機会が設けられる予定で、すでに整理券を求める市民の列ができています。イギリスメディアは75万人が弔問に訪れる見込みだとしていて、政府関係者の話として、最長で30時間待ちになる可能性があるなどと伝えています。