中国の「台湾統一工作」に“加担” 元軍人や元議員を起訴
台湾の元軍人や元議員が退役した台湾軍の幹部らを中国側の組織に引き合わせ、中国の「台湾統一工作」に加担した罪で起訴されました。
台湾の検察当局は、台湾海軍の元軍人と台湾の元議員が「台湾統一工作」を行っている中国の組織から指示を受け、台湾軍の元幹部らを中国側に引き合わせた「国家安全法」違反の罪で起訴しました。
元軍人らは2013年から6年間にわたって中国で食事会やゴルフイベントを開き、台湾軍の元幹部らのべ194人を中国側の組織に引き合わせていました。
台湾メディアは、そうした活動の中で中国側が「台湾統一」の思想を台湾軍の中に広めようとしていたと報じています。
中国は台湾統一にむけて台湾世論に働きかける「認知戦」に力を入れているとされていて、台湾側では警戒が高まっています。