台湾総統選挙、投票締め切り 争点は“中国との向き合い方”
日本時間13日午後5時に投票が締め切られた台湾の総統選挙について、現地から中継です。
◇
台北市内にある与党・民進党の本部にいます。先ほど投票は締め切られました。こちらには投票を終えた支持者らが集まり、開票の様子をモニターで見守っています。
総統選挙には、中国と距離を置く姿勢の民進党の頼清徳氏、中国との緊張緩和を訴える最大野党・国民党の侯友宜氏、この二大政党の対立を批判する民衆党・柯文哲氏が立候補していて、候補者らもそれぞれ一票を投じに投票所を訪れました。
選挙の大きな争点は中国との向き合い方です。
有権者「台湾が安全、平和で戦争が起こらないように」「(投票の際)経済などで子供たちの世代が発展できるか考えました」
総統選挙は民進党・頼清徳氏が優勢とみられていますが、同時に行われた台湾の議会に当たる立法院の選挙では、どの党も過半数が取れないのではとも指摘されています。
少数与党となれば、対中政策にも影響する難しい政権運営となりそうです。