台湾総統選で与党・民進党の頼氏「中国の選挙介入、今回が最も深刻」
今週末行われる台湾総統選挙に与党・民進党から立候補する頼清徳氏が「中国があらゆる手段を使って選挙に介入している」との見方を示しました。一方、中国の外務省は反発しています。
今月13日に投開票が行われる台湾総統選挙に与党・民進党から立候補している頼清徳氏は9日、外国メディアを前に記者会見を行いました。頼氏は、「台湾海峡の現状維持は、台湾と中国だけでなく国際社会の共同の利益だ」などと述べ、台湾統一を掲げる中国に対し、国際社会が連携して抑止にあたる必要性を訴えました。
民進党・頼清徳氏「中国は毎回、台湾の選挙に介入するが、今回は最も深刻だ」
さらに頼氏は、中国が偽情報や経済的圧力などあらゆる手段を使って選挙への介入を強めていると批判しました。
これに対し、中国外務省の報道官は、「台湾は中国の領土の一部であり、台湾の選挙は内部事務である」と反発しています。