中印外相会談 ウクライナ情勢“対話による解決を”
中国とインドの外相が会談しウクライナ情勢などで意見交換し、中国外務省によりますと、対話による解決を目指すべきとの意見で一致したということです。
中国の王毅外相は25日、訪問先のインドでジャイシャンカル外相と会談しました。中国外務省の発表では、両者はウクライナ情勢などで意見交換し、対話の形で紛争を平和的に解決するべきとの意見で一致したということです。また、制裁が世界経済などに与える影響が懸念されるとの認識でも一致したということです。
中国とインドは日本や欧米による対ロシア制裁に加わっていませんが、中国に対しては各国から「制裁の抜け道になり得る」として批判が高まりつつあります。
こうした中、中国としてはインドとの共同歩調を示すことで孤立を避ける狙いがあるとみられます。
中国とインドの外相が直接会って会談するのは2020年6月に国境付近で起きた両軍の衝突で死傷者が出て以来初めてとなります。