米5州で人工妊娠中絶問う住民投票 いずれも“擁護派”多数占める
アメリカでは中間選挙にあわせて人工妊娠中絶の権利をめぐる住民投票が5つの州で行われ、全ての州で中絶の権利を擁護する側が多数を占めました。
NBCによると、住民投票が行われた5州のうち、西部カリフォルニア州と中西部ミシガン州、北東部バーモント州では、州憲法で中絶など生殖に関する権利を保障するかどうかが問われ、3州とも中絶擁護派が多数を占めました。
中絶反対派が多い共和党が優位とされるケンタッキー州やモンタナ州では、中絶の規制強化などを問う住民投票が行われましたが、いずれも中絶擁護派が僅差で多数となりました。
ことし8月には共和党が優勢とされるカンザス州の住民投票で中絶擁護派が勝利していて、中絶規制強化に再び反対が突きつけられる形となりました。