ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が激しさを増しています。避難している方々はどんな状況でしょうか？　ポーランドの避難所から橋本記者が伝えます。

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ウクライナとの国境近くにある学校に設けられた避難所です。体育館の中には簡易ベッドがぎっしりと並べられていて、国境を越えて来たものの「行くあてがない」という方、およそ160人が避難生活を送っています。

避難所には、ポーランド国内外から食品や衣類などの支援物資が続々と届けられていて、足りていないものはほとんどないという状況です。

ただ、受け入れ先が決まらず、避難所での生活が長引く中、睡眠不足や慣れない食事によって体調を崩す方が増えてきています。

避難している子どもたちの多くは、総動員令によりウクライナからの出国が許されない父親と離れ離れの避難生活を強いられています。

取材をしていますと、「早くおうちに帰りたい」「お父さんに会いたい」といった声が非常に多く聞かれます。

さらに、ウクライナで爆撃の音や振動を体感したお子さんも多く、夜、避難所で寝ているときに、少しの音でも敏感に反応し、泣き出してしまうケースもあるということです。

今後は戦火の記憶が刻まれた子どもたちの心のケアも大きな課題となりそうです。