韓国総選挙 野党が“圧勝”か 大統領の弾劾訴追も可能な200議席超える可能性も
10日に行われた韓国の総選挙は投票が締め切られ、メディアの出口調査では、野党が圧勝すると予測されています。
与党「国民の力」 韓東勲・非常対策委員長
「国民の意思に沿うような政治をするため最善を尽くしたが、(出口調査の)結果に残念な思いだ」
韓国の地上波テレビ3社が行った出口調査をもとに、SBSテレビが情勢分析を行った結果、与党「国民の力」は85から100議席にとどまり、第一党とはならない予測です。
一方、最大野党「共に民主党」は183議席から197議席の予測で、大幅に議席を増やして圧勝し、単独過半数を維持する見通しです。
与党が目指していた、いわゆる「ねじれ国会」の解消は達成されない公算が高まっています。
今回“台風の目”として注目されていた、曺国元法相が率いる「祖国革新党」は、12議席から14議席となる予測です。曺国氏は最大野党と協力する姿勢で、両党で尹錫悦大統領の弾劾訴追も可能な、定数の3分の2=200議席を超える可能性も出ています。
ただ与野党が接戦する地域も多く、大勢の判明は11日午前の見通しです。