WHO「サル痘」20か国以上に拡大 “冷静な対応”呼びかけ
天然痘に似た症状が出る「サル痘」について、WHO(=世界保健機関)は27日、欧米を中心に20か国以上に感染が拡大していることを明らかにしました。
WHO担当者「地域社会に感染が拡大することを恐れているが、現在のところ、このリスクを評価するのは非常に難しい」
WHOは27日、「サル痘」について、欧米を中心に20か国以上で感染が確認され、およそ200人の感染者が報告されていることを明らかにしました。
ただ、「新型コロナウイルスとは異なり、急速に拡大する病気ではなく、一般の人が心配するような病気ではない」として、冷静な対応を呼びかけています。
また、これまでのところ、大規模な予防接種の必要はなく、サル痘にも有効とされる天然痘ワクチンの使用についても現時点では「推奨しない」としています。