欧米で相次ぐ「サル痘」感染報告…国内での監視強化へ 後藤厚労相
天然痘に似た症状が出る「サル痘」の感染の報告が欧米で相次ぐ中、後藤厚労相は、国内の発生動向の監視を強化していく考えを示しました。
後藤厚労相「サーベイランス強化のため厚生労働省から自治体や医療機関に対しまして、サル痘の疑い例があった場合には必要な報告を行うように依頼を致しております」
後藤厚労相は、サル痘について国内での報告はないとした上で、4類感染症で全数把握の対象であるものの、改めて、疑い例があれば報告するよう、先週、厚労省から自治体や医療機関に依頼し、監視を強化しているとしました。
サル痘は主にアフリカでみられる感染症で、発疹や悪寒のほか、重症化すれば天然痘のような症状が出るもので、今月7日にイギリスで確認されたのち欧米での感染の報告が相次いでいます。