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「サル痘」感染者、アメリカなどで報告 重症化すると天然痘に似た症状も

2022年5月20日 5:26

天然痘に似た症状が出る「サル痘」の感染者がアメリカなどで報告されています。

アメリカCDC(=疾病対策センター)は18日、カナダに渡航歴があるマサチューセッツ州に住む人から「サル痘」ウイルスが確認されたと発表しました。

「サル痘」はウイルスによる感染症で、中央アフリカや西アフリカの熱帯雨林で散発的にみられ、感染すると、発疹や悪寒のほか、重症化すると天然痘のような症状が出ます。致死率は1パーセントから10パーセント程度とされています。

また、カナダメディアによりますと、モントリオール周辺では17人がサル痘に感染した疑いがあるとして、地元保健当局が警戒を呼びかけているということです。

欧州各国でも感染者が報告されていて、WHO(=世界保健機関)は引き続き状況を注意深く監視するとしています。