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早めの熱中症対策! 暑さに負けない体をつくる“暑熱順化トレーニング”とは

2023年6月21日 15:12
早めの熱中症対策! 暑さに負けない体をつくる“暑熱順化トレーニング”とは

夏の本格的な暑さを迎える前に、ちょっとした運動などで熱中症の予防ができるいうことをご存じですか? それが、体を暑さに慣れさせる“暑熱順化”です。体が暑さに慣れてくると早く汗をかくようになり、体温の上昇を食い止めやすくなるので熱中症の対策として有効とされています。

厚生労働省でも、熱中症対策として適度な運動や入浴などで汗をかき、体を慣らすことを推奨しています。その方法は様々で、厚生労働省によるとウォーキングなら30分、ランニングなら15分。週5回を目安に行うことで数日~2週間程度で体が暑さに慣れるといいます。そこで今回は、どこでも簡単にできる“暑熱順化トレーニング”をフィットネスクラブ ティップネスの宮崎紗衣トレーナーに教えてもらいました。

■暑熱順化トレーニング1 フロントキック&サイドキック

片方の膝を前方へ蹴り上げると同時に膝をのばします。この動きをリズミカルに、左右交互に繰り返してください。足は高くあげなくても大丈夫ですが、背筋をしっかり伸ばすのがポイントです。そして今度はキックを横に。フロントとサイド、交互に30秒ほど繰り返しましょう。このトレーニングは体の中で一番大きい太ももの筋肉を使うため、体をしっかり温めることができます。

■暑熱順化トレーニング2 スクワットツイスト

肩幅より少し広めに足を開いて、そのままお尻を下げます。つま先と膝は外側に向けましょう。そして、立ち上がると同時に体をひねります。腕は、ボールを後ろへ投げるイメージで高く上げて下さい。筋力に自信がある方は、太ももを膝の高さくらいになるまで下げてみましょう。こちらも、左右交互に30秒ほど繰り返します。

この2つのトレーニングを、一連の流れで3~5セットを目安に、休憩を挟みながら行って下さい。一度暑さに慣れることができても、しばらく暑さから遠のくと体はまた元に戻ってしまうため、継続してトレーニングすることが大切です。本格的な暑さを迎える前に、熱中症に負けない体を作り、夏を乗り切りましょう!

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