【日本で唯一の展示へ】コモドドラゴン「タロウ」が東山動植物園に到着 公開は8月下旬予定 河村市長「繁殖を目指したい」
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ついに名古屋にやってきた! “生きた恐竜”コモドドラゴン
出迎えた名古屋市の河村たかし市長も「かっこええで。恐竜みたいだで。よう来てくれたわ、名古屋に」と笑顔を見せました。
シンガポール生まれの13歳、オス。お母さんの「ヨーコ」が日本の動物園から嫁入りしたため、「タロウ」という和風な名前が付けられました。”生きた恐竜”ともいわれるコモドドラゴンですが、タロウの体長は約2.7メートル、体重は約80キロにもなります。
7月16日、タロウはシンガポールの動物園を出発し、飛行機で東京へ。さらに陸路で名古屋まで移動し、18日午前7時ごろ、東山動植物園に到着しました。
飼育員 川島ひかりさん:
「だんだん落ち着いて、少し休憩したり、また探索したりと、新しい施設でどんな場所かなと見ているようにみえた」
引越し前のシンガポールでは、エサを投げると俊敏な動きでとらえていたタロウ。歯から毒を出して獲物を弱らせ、野生では自分よりも大きな水牛やシカなども食べるといいます。
コモドドラゴンは野生で約3000頭しかいない絶滅危惧種。インドネシアでは国の宝といわれるほど貴重な存在で、東山動植物園で公開されれば、現在、日本では唯一の展示となります。
タロウの一般公開は、新しい環境に慣れてからの8月下旬ごろの予定。河村市長は今後、メスのコモドドラゴンも迎え入れ、東山動植物園での繁殖を目指したいとしています。