石川で11か月ぶり“黄砂”観測 花粉症の症状悪化のおそれも… 黄砂飛来は26日も
高気圧に緩やかに覆われた25日の石川県内。
東京からの観光客:
「思ったより暑い」
「東京より暖かかったよね」
「上着持ってきたけどいらないくらい。桜はまだだけど梅が咲いててきれい」
各地で気温があがり、最高気温は金沢では午後5時過ぎに観測した23.2度で、5月中旬並みとなりました。
こうした中、石川県庁19階の展望ロビーからの眺めは、ぼんやりとかすんで見えました。
気象台によりますと、石川県内では去年の4月19日以来となる黄砂を観測。
26日にかけて石川県内は黄砂が予想され、物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が10キロメートル未満となる所がある見込みです。
車や洗濯物への付着や視程が5キロ未満となった場合は、交通への障害が出るおそれもあります。さらに健康への影響にも注意が必要です。
ほりかわクリニック・堀川 勲 院長:
「黄砂を吸ったことがきっかけ、引き金になって、心筋梗塞や狭心症など、あと喘息がすごく重症化する、肺炎を起こすということもある」
スギやヒノキなど花粉が多く飛ぶ時期には、花粉症の症状悪化にも注意が必要だと専門家は話します。
ほりかわクリニック・堀川 勲 院長:
「砂漠から飛んでくるので、ちょっとある種のカビとかひっついていたりするんですね。花粉単独のときよりも黄砂がひっつくとですね、その重症度が5倍にも6倍にもパワーアップしちゃうということですね」
そのため、黄砂と花粉が多い日は外出を控え、外出する際にはマスクや帽子などの対策をしてほしいとしています。
ほりかわクリニック・堀川 勲 院長:
「(外から帰った際は)服の黄砂と花粉を落として入る。入ったらすぐ手洗いとか、顔を洗える人は顔も洗う。できなければうがいとか、目だけでも少し洗うとか。それだけでもだいぶ違います」