カーテンやブラインドと比べ2倍の量の熱をカット 子どもの熱中症予防で特殊な日よけを設置 島根県出雲市
子どもたちを厳しい暑さから守ります。島根県出雲市の施設でこのほど、熱中症予防のための特殊な日よけが設置されました。
園児
「涼しい!」
出雲市立中央保育所・幼稚園に設けられた黒いスクリーン。窓から入る太陽の熱を遮断する「スタイルシェード」と呼ばれる日よけです。これは、子どもたちの熱中症予防を目的として、住宅設備メーカーのリクシルが寄贈したもので、5月7日に贈呈式が行われました。
9台寄贈され、4月中旬から取り付けられたスタイルシェード。日差しを窓の外側から遮断するため、カーテンやブラインドと比べ2倍の量の熱をカットできるといいます。
出雲市立中央保育所・幼稚園 川上架津美 所長・園長
「早速使った日がとても気温が上がった日で、本当に直射日光を遮って良い陰ができて、子どもたちの健康のためにもとても良いんじゃないかと期待しているところです」
去年の5月から10月にかけて、熱中症で救急搬送された人は山陰両県であわせて1256人。出雲市立中央保育所・幼稚園では、今後もスタイルシェードを活用しながら子どもたちの熱中症予防に努めたいとしています。