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土用の丑の日 なぜ?売り場に「特大」ウナギ

2024年7月24日 17:50
土用の丑の日 なぜ?売り場に「特大」ウナギ

きょうは土用の丑の日、ウナギを食べて夏を乗り切ろうという人も多いと思います。ことしスーパーの売り場ではサイズが大きいウナギが目立っているようです。なぜでしょうか。

秘伝のタレをたっぷり。
炭火でじっくり焼くと香ばしい香りが広がります。

青森市本町にある創業およそ90年ウナギ料理の老舗「川よし」です。きょうは1日で500食を用意するためいつもより2時間早い午前5時から調理を始めました。このお店では国産ウナギだけを使用しています。最近は稚魚のシラスウナギが少ないことで品不足が続いていますが、去年と同じ価格でうな重を提供しています

★川よし 松﨑利夫 社長
「仕入れ(価格)は高くなっていますけれども 暑いじゃないですかだからことのほかずーっと忙しい 暑いとウナギ屋は最高です」

店にはウナギを食べて夏を乗り切ろうという予約が今月末まで入っているということです。

県内で天然物のウナギといえば、東北町の小川原湖です。かつて漁獲量日本一を誇っていましたが徐々に資源が減少。幼魚の放流など資源管理を続け、2021年からは1.5トン前後が水揚げされるなど回復傾向にあり、ことしも6月から順調に水揚げされています。栄養豊富な汽水湖で育ったウナギは丸々と太っていて脂のりがいいと人気で、土用の丑の日に合わせて県内の飲食店などに卸されたということです。

ただ気になるのはお値段です。

★本宮修司 記者
「こちらにはウナギ専門のコーナーがありまして商品のウナギの蒲焼きがずらりと並んでいます」

さまざまな産地や大きさのウナギがきょうだけでおよそ800食分販売されています。

★カブセンター大野店 吉田将人店長
「近年物流費とか円安の影響で昨年より(価格が)高くなっております 枚数を多く買うというよりは大きいサイズのものを買ってそれを切ってシェアして食べているという傾向が見られます」

大きめのサイズを分けることで予算を抑えるお客さんがことしは多いそうです。

★お客さんは
「きょう一個だけ買いました(家族)みんなで食べようかなって」
「3人で2尾これで我慢して」
「手ごろなものをチョイスして工夫しようかなって思っています 錦糸卵とかつけたりしてボリュームをアップして」

いよいよ夏本番。体だけでなく家計も夏バテしないようにと消費者の工夫が続きます。

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