日豪防衛相会談 共同訓練推進で一致
木原防衛大臣は、日本を訪問中のオーストラリアのマールズ国防大臣と会談し、両国の防衛協力の実効性を高めるため、共同訓練をさらに進めていくことで一致しました。
会談で、木原大臣は、日本とオーストラリアとの関係について、「価値観と戦略目標を完全に共有している」と述べたうえで、中国への対応を念頭に、「地域の緊急事態においても防衛協力の実効性を高める」と強調しました。
これに対し、マールズ国防大臣は、「世界中どこを探しても、日本のように戦略的協調を達成できる国はない」と応じました。両大臣は、防衛協力の実効性を高めるため、自衛隊とオーストラリア軍の共同訓練をさらに進めていくことで一致しました。
両国の間では、ことし8月、共同訓練を行う際の手続きなどを定めた「円滑化協定」を発効させるなど、防衛協力を強化しています。木原大臣はまた、来月から実施する日米共同の指揮所演習「ヤマサクラ」などにオーストラリア軍が初めて参加することも歓迎しました。