岸田首相、トマホーク取得は「400発を予定」 “国民の関心高い”と国会で初めて明らかに
岸田首相は、「反撃能力」の保有に向け購入を検討しているアメリカの巡航ミサイル「トマホーク」について、400発、取得する予定だと初めて「その数」を明らかにしました。
岸田首相はこれまで「手の内は明かせない」と取得する数について明らかにしませんでしたが、「増税をともなうのに説明不足だ」などの批判もふまえ、公表に踏み切りました。
岸田首相はトマホークの取得数について、「国民の大変、関心が高い事項であること」などを理由にあげ、「400発を予定している」と初めて明らかにしました。
一方、立憲民主党の長妻政調会長は、政府が掲げる「子ども予算の倍増」について厳しく追及しました。
立憲民主党・長妻政調会長「GDP比で倍にするのか、絶対金額を倍にするのか」
岸田首相「最初からGDP比いくらだとか、今の予算との比較でどうか、数字ありきではないということ、従来から申し上げています」
立憲民主党・長妻政調会長「これはおかしいですよ、GDP比なのか絶対金額なのか答えられない。それ、答えていただけますか」
岸田首相「数字ありきではないということを申しあげている」
──ベースで言っている
岸田首相「違う、ベースになる政策をまず精査する。政策を整理せずして数字をまずあげろ、これは無理な話であります」
岸田首相は予算倍増となる基準について「まずは政策の中身を決める」と反論し、基準については示しませんでした。