衆院予算委員長が立憲に 野党就任は30年ぶり…衆院選での過半数割れ影響
与野党は国会の重要ポスト、衆議院の予算委員長を立憲民主党に割りあてることで合意しました。予算委員長に野党議員が就くのは30年ぶりです。
自民党と立憲民主党の国対委員長が会談し、17の常任委員長のポストのうち8つを野党側に割りあてることで合意しました。また、政府の予算案を審議する重要な委員会、予算委員会の委員長ポストは野党第一党の立憲民主党に割りあてることでも合意しました。衆議院によりますと、野党議員が予算委員長を務めるのは1994年以来、30年ぶりです。
衆議院選挙の前までは常任委員長ポスト17のうち野党側には2つしか割りあてられていませんでしたが与党過半数割れを受けて野党側に譲らざるを得なくなったものです。
これにより与党側は予算案の審議や採決を思い通りのスケジュールで進められなくなります。
一方、野党側も政府与党にダメージを与えることを目的に審議を引き延ばすことなどは批判をあびる可能性があり一定の責任が生じます。
与野党双方に建設的な国会審議を行うことが求められる状況になりました。