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政治資金規正法めぐり 自民党の改正案参議院の委員会で可決

2024年6月19日 0:43
政治資金規正法めぐり 自民党の改正案参議院の委員会で可決

政治資金規正法の改正をめぐり、自民党が提出した案が参議院・政治改革特別委員会で採決され、与党の賛成多数で可決しました。法案は19日の参院本会議で採決され、成立する見通しです。

参院政治改革特委・豊田委員長
「よって本案は多数をもって原案通り可決すべきものと決定しました」

野党側は「政治資金パーティーや企業団体献金について全く禁止していない」などと反対し、衆議院では自民党案に賛成した日本維新の会も調査研究広報滞在費=旧文通費の今の国会での見直しについて自民党が応じなかったため、参院では反対に転じました。

法案は19日の参院本会議でも採決され与党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。

岸田首相が目指す今の国会での規正法改正案の成立にはメドがたちましたが、19日午後から岸田政権になってから初めての党首討論が行われます。立憲民主党の泉代表は岸田首相に衆議院の解散・総選挙を迫る考えです。

一方、18日夜、岸田首相は麻生副総裁と夕食をともにしました。政治資金規正法の対応をめぐり2人の間に溝が入る中、関係者によりますと岸田首相が麻生副総裁に呼びかけたということで2時間半にわたって行われました。複数の関係者によりますと出席者は周辺に対し「有意義な会談だった」と話しているということで、関係者は「じっくり話せたことで意思疎通が図れたのでは」と話しています。