海上自衛隊の補給艦によるインド洋の給油活動が１５日で法律の期限切れを迎え、北沢防衛相は午前１１時、撤収命令を出した。

　撤収命令を受けて、現在派遣されている補給艦「ましゅう」と護衛艦「いかづち」は最後の給油を実施した後、１６日午前０時をもって撤収し、帰路に就く。

　８年間の活動では、１２か国に対し９３８回、燃料約５１万キロリットルを補給してきた。アメリカ同時多発テロを契機に小泉政権下で始まった自衛隊の海外派遣は、すべて終了することになる。