鳩山首相は２７日の参議院予算委員会で、７月に予定される参議院議員選挙の後に、「子ども家庭省」の設置を含め、中央省庁再編の検討を始める方針を明らかにした。鳩山首相が参院選後の中央省庁全体の再編に言及したのは初めて。

　民主党・林久美子議員「本当にたくさんの省庁がかかわっていて、同じような政策をそれぞれの省庁がやっているケースもあったりして、なかなか効果的な政策が行えていない」

　鳩山首相「幼保の一体化の話のみならず、ほかの部分も含めてですが、省庁全体のあり方を見直していくということが必要なんじゃないかと」

　民主党のマニフェストには、保育所の待機児童解消のため、幼稚園と保育所の一元化（幼保一元化）や「子ども家庭省」の設置検討が盛り込まれている。また、去年１２月に発表された緊急経済対策には、今年前半をメドに幼保一元化の基本的な方向を固めると明記されている。