参院予算委 女性閣僚の“資質”追及
国会では、7日から参議院の予算委員会が始まり、野党側は今回の内閣改造で起用された女性閣僚の資質を追及した。
民主党の蓮舫参院議員は、松島法相が自らの選挙区で配布した物が「うちわ」であると指摘して、価値ある品物の配布を禁じた公職選挙法に違反していると追及した。
蓮舫参院議員「松島法務大臣、自身の選挙区東京14区の荒川区内で行われたお祭りでこれを配布されました。これは何ですか」
松島法相「自分の国会議員としての活動報告や政策などを印刷して配る、そのような配布物だ」
蓮舫参院議員「これはうちわですね。松島大臣、違法ではないですか」
松島法相は「このうちわは、うちわのように見えるかもしれませんが、示したい法律がまるくなっていると」と述べた上で、「イベント会場で無料で配られているものに類するものだ」と述べ、公職選挙法が禁じている価値のある品物の配布にはあたらないと釈明した。
これに関して、安倍首相は「疑いを受ける以上、今後、こうしたことを行わないことが望ましい」と述べた。
こうした中、民主党の榛葉参院国対委員長は松島法相について「大臣を辞めた方がいい」と辞任を求め、今後も追及していく考えを示した。