元秘書ら側近３人が逮捕された民主党・小沢幹事長をめぐり、鳩山首相は１日朝、一般的な話とした上で「党として自浄能力は当然発揮しなくてはいけない」と述べた。

　「自浄能力は、当然、党として発揮しなきゃいけない。まさに今、検察が捜査している最中ですから、我々としても冷静に見守るしかありません」－鳩山首相が小沢氏の辞任要求につながりかねない「自浄能力」に言及したのは初めて。鳩山首相はまた、「説明すべきところは説明し、国民の理解を求めることが必要だ」と述べた。

　また、民主党・枝野元政調会長は先月３１日に引き続き、１日朝も、「政権の中枢幹部としては、刑事事件の結果、結論いかんにかかわらず、国民の皆様から今受けている不信というもの、その不信を払しょくするか、払しょくができないのであればしかるべきケジメをつけていただく」と述べ、国民が説明に納得しなければ小沢氏は幹事長を辞任すべきとの考えを強調した。

　今後、小沢氏の進退をめぐって民主党内の対立が激しくなることも予想される。