民主党・石井一選対委員長は１７日朝の講演で、夏の参議院議員選挙について、「何を犠牲にしても国民の負託に応えたい」と述べ、勝利に必要と判断すれば小沢一郎幹事長が辞任する可能性を示唆した。

　石井選対委員長は「世論調査が繰り返され、我が党がひたひたと後退し、この選挙が乗り切れないという判断が来た場合、決断として何を犠牲にしてもこれを乗り越えて、国民の負託に応えていきたい」と述べた。

　また、９４年に細川護煕元首相が政治とカネの問題を追及され、任期途中で辞任したことを挙げ、「また同じことが起こるのではないか。一抹の危惧（きぐ）を感じている」と述べた。その上で、鳩山首相と週末に極秘会談したことを明らかにし、「鳩山首相は非常に強く時代認識をしている。歯を食いしばってもやるぞという決意があった」と述べた。