民主党・小沢幹事長は２３日、執行部を批判したとして解任が決まった民主党・生方副幹事長と会談、生方氏に副幹事長の続投を要請した。生方氏はこれを受け入れた。会談後、小沢氏は会見し、「党の団結と協力が大事な時だ」などと語った。

　小沢氏の会見の内容は以下の通り。

　「（Ｑ常任幹事会の直前になって続投になった理由は？）彼（生方氏）にも言いましたけど、副幹事長の同僚の皆さんの意見や今までの経過やらを高嶋筆頭（副幹事長）から聞いた。しかしながら、自分が考えるに、党の団結と協力が大事な時でもある。『ぜひ、生方くんもみんなと仲良く、本来の副幹事長職に全力を挙げてくれ』と申しました」

　「（Ｑ生方氏のこれまでの主張にどう対応していく？）それぞれ自分で考えて職責に一生懸命であると信じている」

　「（Ｑ首相から小沢氏に電話で何らかの指示があったか）総理代表がそういうことについて、いちいち指示することはあり得ないですし、そのような指示はない」

　「（Ｑ週末のテレビ朝日の世論調査で生方氏解任について『問題あり』とする声が７５％でした。生方氏続投になってよかったと思われますか？）テレビ朝日のその調査は全く聞いておりません。そんなことが判断の材料になったことはありません」