無所属・大江康弘参議院議員は１２日、宗教法人「幸福の科学」を支持母体とする幸福実現党に入党する考えを示した。

　「これ（批判）は甘んじて受けなければ。今の制度の中でね。しかし、どうしても国会議員として政治家として自分の思いをしっかりやっていきたいということになれば、なかなか一つのところでということにはなりにくい」－大江氏は入党の理由について「党の掲げる理念に共感した」と説明しており、幸福実現党で初の国会議員となる。

　大江氏は０７年の参議院議員選挙で民主党の比例代表で当選したが、その後、当時の改革クラブと今回と２度にわたって所属政党を変えることになる。

　夏の参院選を前に比例代表で当選した議員が離党するケースが相次いでおり、今後、何らかの規制を求める声が強まりそうだ。