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名護市議選 基地移設反対の市長派が過半数

2010年9月13日 1:39
名護市議選 基地移設反対の市長派が過半数

 日米合意でアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設先とされた沖縄・名護市で12日、市議会議員選挙が行われ、移設反対の市長を支える候補が議席を大きく伸ばして過半数を占め、圧勝した。

 名護市では、今年1月の市長選挙で名護市辺野古への基地移設に反対する稲嶺進市長が誕生した。しかし、市議会では、稲嶺市長を支持する議員が過半数を割っており、今回の市議選で市長派と反市長派のどちらが過半数の議席を制するかが焦点となっていた。

 名護市議選は12日に投票が行われ、即日開票の結果、定数27のうち移設反対の市長派が、これまでの12議席から過半数の16議席を獲得して圧勝した。一方、反市長派は11議席にとどまった。

 これにより、政府が辺野古への移設に向けて地元の合意を取りつけるのはますます困難となった。