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沖縄・名護市長、政府の既定路線に反論

2010年9月13日 23:45
沖縄・名護市長、政府の既定路線に反論

 日米合意でアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設先とされた沖縄・名護市の市議会議員選挙で、移設に反対する稲嶺市長の支持派が圧勝してから一夜明けた13日、稲嶺市長はあらためて「基地は受け入れられない」と訴えた。

 名護市議選(定数27)は12日に投開票が行われ、移設反対の稲嶺市長派の候補が議席を伸ばして過半数となる16議席を獲得、反市長派は11議席にとどまった。この結果を受けて、北沢防衛相は13日朝、「政府の方針を変える考えはない」と述べた。これに対し、稲嶺市長は「いくら政府が既定路線だからといって『はい、そうか』とはいかないし、それがそのまま進むことにはつながらない」と反論している。

 また、先週、アメリカ政府や岡田外相が沖縄で反発の強い新型ヘリコプター「オスプレイ」の配備に言及したことについて、稲嶺市長は市議選への影響があったという認識を示した。