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具体的行動、取るべき義務ない~前原外相

2010年9月29日 9:44
具体的行動、取るべき義務ない~前原外相

 前原外相は28日、日本テレビの「NEWS ZERO」に出演し、沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件に関連して中国側が日本に求めている「具体的な行動」について、拒否する姿勢を示した。

 前原外相「日本は具体的行動を取るべき義務は全く負っていませんし、我々から具体的に誠意ある対応というのは、私はおかしいのではないかと思います」

 これは、中国外務省が現地時間28日、「関係改善には双方の努力が必要だ」として日本側へ具体的な行動を求めたことに対して、その可能性を明確に否定したもの。

 また、前原外相は、中国人船長の釈放以前から中国側が水面下で日本側に謝罪と賠償を求めていたことを初めて明らかにし、釈放をきっかけに中国側の圧力がさらに強まったのではないかとの見方を否定した。