来月２８日の沖縄県知事選挙で、民主党は独自の候補者を立てることを断念した。

　民主党では、宜野湾市のアメリカ軍普天間基地を名護市辺野古に移設すると決めた５月の日米合意を推進する党本部と、辺野古移設はできないとする沖縄県連との間でねじれがあり、候補者の調整ができなかった。７月の参議院議員選挙でも沖縄選挙区で候補者を立てられず、政権政党としての責任を放棄した格好。

　これで、沖縄県知事選は事実上、現職・仲井真弘多知事と宜野湾市・伊波洋一前市長の一騎打ちとなった。