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阿久根市長失職、仙波副市長が職務代理者に

2010年12月6日 12:12
阿久根市長失職、仙波副市長が職務代理者に

 鹿児島・阿久根市の竹原信一市長に対する解職の賛否を問う住民投票が5日に行われ、賛成過半数で竹原市長は失職した。これを受け、竹原氏の専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏が市長の職務代理者に就いた。

 解職賛成は7543票、解職反対が7145票で、賛成が有効投票数の過半数に達した。最終投票率は75.63%だった。

 住民投票から一夜明けた6日朝、竹原氏の専決処分で副市長に選任された仙波氏が市長の職務代理者に就いた。しかし、仙波氏の副市長選任について、鹿児島・伊藤祐一郎県知事は「違法な専決」として認めないことをあらためて表明した。市議会でも今後、仙波氏の立場をめぐって混乱が予想される。

 50日以内に出直し市長選挙が行われるが、竹原氏と市長リコール委員会監事・西平良将氏が出馬を表明している。