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岡田氏、小沢氏に「14日にも会談」要請

2010年12月14日 1:50
岡田氏、小沢氏に「14日にも会談」要請

 民主党は13日の役員会で、小沢元代表の政治倫理審査会(政倫審)への出席をあらためて促した上で、受け入れられなければ党として招致を決める方針で、岡田幹事長に対応を一任した。岡田幹事長は13日夜、党の職員を通じて小沢氏に14日にも会談するように要請した。

 しかし、小沢氏は会う、会わないも含めて返事をしていないという。小沢氏周辺は「今さら、中身のない話をしても仕方がない」と話している。今後、いつ会談が実現するのかも駆け引きの材料となりそうだ。

 いずれにしても岡田幹事長は、一任を取り付けたことで、小沢氏が自発的な政倫審への出席を拒否したとみなせば、自らの判断で招致議決の手続きに入れることになる。しかし、13日の役員会の結論は方針の取りまとめを放棄して、全ての責任を岡田幹事長に押しつけた形。小沢氏に近い党幹部は13日夜、党内に強い反発がある中で、岡田幹事長に「招致の議決はできるわけがない」と話している。

 一方で、いつまでもこの問題を引きずれば、さらなる世論の批判を招くのは必至。時間的猶予も少ない中で、岡田幹事長は極めて難しい役割を背負ったことになる。