大阪都構想を白紙に~橋下知事
10日に投開票された大阪府議会議員選挙で、橋下知事率いる地域政党「大阪維新の会」が過半数の議席を獲得した。また、大阪市と堺市の議会で第一党を獲得したが、過半数に届かなかったため、橋下知事は11日朝、「府と市を再編する大阪都構想を白紙にすることで、再編に向けて他党と協議したい」と述べた。
橋下知事が率いる「大阪維新の会」は、都構想を掲げ、府議選で過半数の議席を獲得した。しかし、大阪と堺の両市議会で第一党となったものの、過半数には届かなかった。このため橋下知事は11日朝、「敗北ですよ、これは。市議会で過半数を取れていない。『維新の会』の都構想に府民、市民が全面支持してくれたわけではない。都構想はいったん白紙というか、(他党との)テーブルにつくために、敗北者ですから、他党の皆さんには白紙の状態で協議を持ちかけなければ」と述べた。
一方、都構想で「解体」とされてきた堺市の竹山市長は11日朝、「本当に堺を分割していいのかどうか、これから(堺)市民のレベルで広範に議論すべきだ」と述べた。