野田財務相は２３日、福島県の災害対策本部を訪れ、佐藤雄平知事と会談し、仮設住宅の建設に国有地を提供することなどを伝えた。

　福島第一原発事故の影響で２２日、福島・飯舘村などが計画的避難区域に設定され、福島県内では被災者向けの仮設住宅がさらに必要になる。野田財務相は２３日、佐藤知事と会談し、「仮設住宅の建設が当面重要になる。国有地の提供などについて議論した」と述べた。

　さらに、野田財務相は、東日本大震災の災害廃棄物の処理のために必要な経費などを盛り込み、２２日に閣議決定した第１次補正予算案の概要を説明し、早期復旧に向けた政府の考えを伝えた。