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野田新代表、3党合意堅持する考え伝える

2011年8月29日 22:27
野田新代表、3党合意堅持する考え伝える

 29日の民主党代表選で新代表に選ばれた野田財務相は29日夕方、野党・自民党などに挨拶回りを行った。東日本大震災の被災地の復興に向けた11年度第3次補正予算案を早く成立させるためには野党の協力が必要で、野田氏は挨拶回りの中で、子ども手当見直しなどでの3党合意について「約束はしっかり守る」と述べて堅持する考えを伝えた。

 野田氏の当面の仕事は人事で、党内を本当にまとめられるかの象徴的なポストであり、自民党や公明党の協力を取り付ける上でも交渉役として重要となる「幹事長」ポストが最大の焦点となる。

 代表選を争った馬淵前国交相は決選投票で海江田経産相に1票を投じたことを明らかにしたが、馬淵氏や鹿野農水相らいわゆる「中間派」の処遇もポイントになる。野田氏は、30日までには新しい幹事長ら党の執行部人事を決定したい考え。

 また、30日の衆・参両院の本会議で首相に指名されれば、早い段階で組閣作業に入りたい考え。