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首相 慶応大学で“一体改革”の重要性訴え

2012年2月4日 18:28
首相 慶応大学で“一体改革”の重要性訴え

 野田首相は4日午後、慶応義塾大学で講演し、消費税増税を伴う「社会保障と税の一体改革」の重要性を「若い世代」に訴えた。

 「消費税で社会保障を支えていきたい。お子さんからお年寄りまで、オールジャパンで出すお金で全世代対応のための社会保障を支えていきたい」-野田首相は約250人の学生らを前に、時折冗談を交えながら、消費税増税を伴う一体改革の必要性を訴えた。

 学生からの「本当に消費税率は10%で足りるのか」との質問には、「さらに消費税率を引き上げるとしても先の話になる」などと説明した。

 消費税増税をめぐる与野党協議の見通しが立たない状況の中、官邸関係者は「国会日程は厳しいが、直接世論に訴える機会をなるべく作りたい」と話している。