野党、岸田首相の長男・翔太郎氏の秘書官辞職で追及強める
岸田総理大臣の長男である翔太郎氏が総理大臣公邸で不適切な行動をして総理秘書官を辞職した問題で野党側は岸田総理への追及を強めています。国会から中継です。
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岸田総理は先週の時点では続投させる考えを示していましたが事実上の更迭に追い込まれた形です。野党側は岸田総理の判断が遅すぎたと批判しています。
立憲民主党・山井国対委員長代理「首相公邸というのは危機管理の中枢。思い出作りの場所ではない。そういう意味では公私混同、思い違いも甚だしい」
このタイミングの辞任についてある野党幹部は「厳重注意で済ませようとしたが 批判が高まり辞任させざるを得なくなった。後手後手の対応だった」と岸田総理の判断が遅かったと批判しています。
また、別の野党幹部は「危機管理をすべき秘書官の仕事としてなっていなかった」と指摘しています。一方、身内の自民党議員からも「サミットでのプラス要素が消えてしまった」との声も出ています。
一方、松野官房長官は会見で翔太郎氏本人から「退職手当や期末手当などは全て返納したいと申し出があった」と明らかにしました。野党側は30日午後、国会で岸田総理に直接、任命責任などを質す考えです。