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野田首相、北“ミサイル”に自制求める考え

2012年3月26日 23:40
野田首相、北“ミサイル”に自制求める考え

 野田首相は26日夜、27日まで2日間の日程で韓国・ソウルで開催される核セキュリティーサミットに出席するため、羽田空港を出発した。出発に先立ち、野田首相は記者団に対し、北朝鮮の「ミサイル発射」予告に対して自制を求めるほか、東日本大震災で得た教訓を説明する考えを示した。

 野田首相は記者団に対し、「北朝鮮が人工衛星(打ち上げ)と称するミサイルを発射しようと準備しているわけですが、これは間違いなく国連の安全保障理事会決議違反です。そのことを明確に国際社会に訴えて、そして強く北朝鮮には自制を求めるという日本の考え方を、今回のサミットを通じて各国の首脳と共有したいと思っている」と述べた。

 また、福島第一原発事故では「テロに対する脆弱(ぜいじゃく)性も明らかになった」として、今回の震災で得た教訓や、その後の取り組みを参加各国に説明し、共有したい考えを示した。

 野田首相は、27日午前にソウルで行われるサミットの全体会合で、こうした考えを表明する見通し。