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「震災関連死」対策に関する検討会が初会合

2012年5月11日 23:36
「震災関連死」対策に関する検討会が初会合

 東日本大震災で受けたケガの悪化などによる「震災関連死」について、政府は11日、原因を把握して対策をまとめるための検討会を発足させた。

 11日の初会合では、去年6月から今年3月末までの「震災関連死」が1632人に上り、そのうち約9割が66歳以上の高齢者であることが復興庁の調べで明らかにされた。また、福島・南相馬市では「震災関連死」の死者が282人に上るなど、人数が突出して多い市町村があることも報告された。

 しかし、国として死亡時の状況や場所、持病の有無などがつかめていないため、検討会は今後、原因を詳しく調査した上で、8月上旬をメドに対策を取りまとめる方針が確認された。