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野田首相、宮城県で震災の被災地を視察

2012年7月3日 21:58
野田首相、宮城県で震災の被災地を視察

 野田首相は3日、宮城県で東日本大震災の被災地を視察し、復興への取り組みを加速させる考えを強調した。

 野田首相「がれき処理自体は宮城県でもずいぶん進んできていると思いますけど、再生利用をしていく意義はとても大きいと思います。被災地における復旧・復興に向けた様々な公共事業があると思うので、そういうものに活用していくという試みをもっとしっかりやっていきたい」

 野田首相は、がれきや津波の堆積物を再利用して防災林を作る「『みどりのきずな』再生プロジェクト」の現場などを視察し、「こうしたプロジェクトが復興のシンボルになればいい」と期待を述べた。

 また、視察に先立ち、野田首相は宮城・村井県知事と会談し、被災地復興について意見交換を行った他、仙台国際センター(仙台市)で開かれた「世界防災閣僚会議」の開会式に出席し、世界の災害対策のために、13年から3年間で30億ドル規模の支援をすることを表明した。