藤村官房長官は１８日朝の会見で、民主党からの離党者が相次いでいることに危機感を示した。

　藤村長官「離党者が出るということは誠に残念なことであります。政府・与党という立場で、（民主党の）輿石幹事長の危機感というものをもちろん共有しております」

　輿石幹事長も１７日、「国民の信を問う前に政権が崩壊する」と述べ、現状に強い危機感を示している。

　一方、アメリカ軍普天間基地への新型輸送機「オスプレイ」の配備をめぐり、民主党・前原政調会長が、野田首相や藤村長官の対応は「民意を軽く考えすぎている」と批判したことについて、「政府としての判断を着実に実行するのも政府の責任であろうと思います。しかし、もちろん民意を決して軽んじているわけではなくて、様々な声を聞いていくというのも今後の対応であると思います」と述べ、反論した。また、この件は外交防衛の話であり、「党と政府という立場はちょっと違うと思う」などと述べた。