自民、問責提出の構え 政局は緊迫の可能性
消費税増税法案について、自民党は、8日までに参議院で採決されなければ、野田首相への問責決議案を提出する構えで、来週、政局が緊迫する可能性が出てきている。
自民党は、消費税増税法案などが8日までに参議院で採決されなければ、7日にも野田首相への問責決議案を提出する方針。また、国民の生活が第一や共産党なども、法案成立を阻止するため、衆議院に内閣不信任決議案を共同提出する構え。
こうした事態を受け、政府・与党内には採決を早めるべきとの意見も出ている。安住財務相は「私は、時期が来たら淡々と採決すべきだと思います」と述べ、法案は来週にも採決するのが望ましいとの考えを示した。
野田首相は3日午後、民主党・輿石幹事長と今後の対応を協議する見通し。