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“ミサイル”発射情報、速やかに発信~政府

2012年12月6日 0:02
“ミサイル”発射情報、速やかに発信~政府

 北朝鮮が予告している事実上のミサイル発射について、政府がどのように国民に広報するか、対応が決まった。今年4月の発射失敗と同じような状況でも、政府からの発表が大幅に遅れることはないとしている。

 今年4月のミサイル発射の際には、アメリカの「SEW」早期警戒情報と日本のレーダーで確認することを発表の前提としていたが、日本のレーダーで探知する前にミサイルが落下したため、SEW情報の入手から発表まで40分以上かかった。

 今回は、北朝鮮の予告通りにミサイルが飛んだ場合には、沖縄県には発射された時と上空を通過した時に「J-ALERT(ジェーアラート)」で情報を発信する他、全国に向けては「Em-Net(エムネット)」で発信する。

 また、今年4月のように仮にミサイルの発射直後に失敗した場合でも、Em-Netを使って「飛翔体が発射されたが、我が国に向かうものはなく、詳細確認中」といった内容を全国に速やかに発信することになった。発射から数分以内の発信を見込んでいる。

 今年4月の発射の際には、防衛相が最初に記者会見を行ったが、政府は今回、藤村官房長官が情報を一元化して発表するという。