防衛省は２４日、去年４月から１２月までの航空自衛隊による緊急発進（スクランブル）の回数を公表した。中国機への発進が急増している。

　去年４月から１２月までの緊急発進の回数は３４９回で、ロシア機が最も多く、次が中国機に対してだった。中国機への発進は急増していて、１２年度は去年４月から１２月末の時点で１６０回と、すでに前年度の年間回数を４回上回り、過去最多となっている。沖縄・尖閣諸島の国有化以降の去年１０月から１２月の間だけでも９１回に上り、四半期毎の集計でも過去最多となっている。